2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

理想の情報のカリキュラムでも数学の生徒実態を考えておかないと全てがぶち壊し

適当に情報の指導要領についてかきなぐっていくシリーズである。 プログラミングとそれとセットになるモデリングの部分のかき回しが、思ってたより逃げられない感じのかき回しでびびった話に関連してのことである。(指導要領の本文をPDFから持ってくると、…

LuaTeXで分散の計算の途中の表を自動生成する(データと平均値が整数のみのケース)

データの分析で分散を手計算させることがある。 私が問題を作成するときも、分散計算は単純な値で計算させる。今時、コンピュータで計算させるのが普通であるからである。手で計算するのは、理解を深めるためである。その目的であれば、複雑な数値の計算は一…

経済学部でベクトルを使うから数Bにベクトルを残せだけは違うと思う

色々とベクトルの数C先送りの件について思うことはある。 ただ、色々と見ていてこれだけは言いたいということを書く。この話題に限定すれば、基本的には自分の相対的に詳しいところだけで話ができるので問題ないはずである。よって、書くことにする。 理系は…

メインストリーム数学に数学活用が入ってくるのは助かる

あまり本業ではない、数学のパブコメ版指導要領について思うことつらつらである。 ベクトルについて燃えそうな記事を下書きに書いてしまった。よって、そちらはお蔵入りになりそうである。まずは、ここでは誰も興味を持っていない部分について書くことにする…

現実に使わない道具を使った現実のデータの分析風の授業は嫌い

職場でgeogebraでデータの分析の授業をやる例があることを知った。 とりあえず、その例も含めて、データの分析の授業で現実のデータを扱う例をインターネット上で2例ほどみた。 プロ野球の球団ごとの(勝利・敗北など)データを与えて、そこから2変量を適当…

発信そのものが全くできないレベルで「受け手のことを考えて」と言われても・・・

情報の指導要領のパブコメ版を読みながら思ったこと・・・散発的に投げていく。まずは情報デザインのとこをぱっとみて思ったことを浅く。 情報デザインの「目的や状況に応じて」「受け手に分かりやすく情報を伝える」に?となった。なお、指導要領をコピーし…

書くスキルの習得の準備としてのタイピングなら「かな入力」でも良いのでは?

今後、国語側でそれなりに書くことに時間をとるケースがでてきそうである。仮に手書きを回避したとして、文字入力は音声入力をさせるのだろうか?これに関連して、書くことの能力を身につける、という意味でのタイピングについて思うことを述べておく。 悪者…

LuaTeXでルートの簡略化の計算問題の解答の作成(虚数のケースに対応)

以前の記事でルートの簡略化の問題を作るスクリプトを書いた。 もともと、これは二次方程式を解く問題の解答を自動生成するために作ったものである。よって、虚数にも拡張しておきたいという自然な欲求がある。そこで、虚数も混み(ルートの中身をマイナス)…

キーボードの使用許可は手書きが厳しい人への配慮として機能しない場合がかなりありそう

高校の次期指導要領のパブコメ募集が出た。私の本業は情報であるが、国語の指導要領に特に注目していた。情報は、色々と理系風に高度化したがってるから、現状の何かを追い出さないといけない。その追い出し先が国語になりそうだったからである。期待として…

LuaTeXでルートの簡略化の計算問題と解答を生成

昨日の2次元方程式のファイルを、ルートの簡略化が発生するケースに拡張したいと考えている。その一歩として、ルートの簡略化をするためのコードを書いた。 結果として、次のような計算問題と解答までは作れるようになった。途中式はまだ。 Luaのコード -- …

LuaTeXで解の公式の問題(実数解・ルートが残る・ルートの簡略化なし)の問題と解答を作る

昨日の話の続きのようなものである。 今度は2次方程式の問題のうち、解の公式を使って解くものの問題と解答を生成できるものを作った。今日も、LuaTeXで強引にやっている。そんなに無理してTeXを使わず既製品を使えという話ですが・・・ネタだから問題ないと…

LuaTeXで簡単な2次方程式の問題と解答を作る

中学生的な数学を教えていると、ワンパターンの2次方程式を解く練習を大量に作りたいということがある。 LuaTeXを使って作ってみた。2次の係数は1・解は0か2解を足して0になる以外の整数・異なる2解を持つケースに対応している。前の2次関数のときと違い、方…

LuaTeXで2次関数の頂点を計算する問題の解答を作る(2次の係数は1, 頂点整数のケース)

数学の授業を持っていると、自分の思う通りの途中式で解答を作りたくなることがある。特に、持っている学力層によっては問題集そのままの解答は使えないので、必然的にそうせざるをえない。解答は数値だけを見て、問題を解く方法は授業で教えた方法に読み替…

LuaTeXで単回帰の係数を計算して本文に埋め込んだ

最近、業務で単回帰に関連した問題を作った。データと推定式を与えて、 残差二乗和の式 式の簡単な解釈を書かせる問題 の2つを書かせる問題である。この問題を作ろうとすると、データと回帰式の両方を問題文に書く必要がある。 業務では、与えたデータをRのl…

HTMLで簡単な数学の小テストを作る(紙・1段組・1枚物)

少し前であるが、Wordの旧式数式プラグインが突然削除されて話題になった。TeXを使っている私からすると、旧式の数式エディタプラグインがどうなろうと関係ない。 授業でWordの数式エディタの存在を教えるときも新式エディタで教えているので何も問題ない。…

タイピング練習に目隠しを使ってみた

タッチタイピングの初期指導の方法の一つとして、手首にタオルをかけてタイピングをさせるという方法がある。しかし、この方法は私は嫌いである。手首に物が乗る感触で集中力が削がれるのが許せないからである。 シールを貼ってキーを隠す 最近、タオルをか…

tikzのcalcを使って帯グラフの帯の幅を計算してみた

前の記事で書いたtikzで描いた帯グラフを、calcを使って書き換えてみた。帯の真ん中に入る線をcalcで計算してみた。 \documentclass[uplatex,dvipdfmx]{jsarticle} \usepackage{tikz} \usetikzlibrary{calc} \begin{document} \begin{tikzpicture} { \def\ha…

tikzでやっつけ仕事の帯グラフを描く

tikzでまともな図を描こうとすると、それなりに苦労する。 しかし、やっつけで割り切った図を描くと決めてあえば、それなりに楽に使える。 例えば、ちょっとした帯グラフを手計算で描くぐらいのことは大した手間ではない。 下は、某社の情報の教科書にあった…

tikzで3辺の長さを指定した三角形を描く

tikzはtexの本文に少し図をつけるときには便利なパッケージである。emathは図に関しては準備が大掛かりになるので、そういう準備をしたくないときには使いにくい。よって、一時期、tikzで業務に必要な図を描いていた。 最近、大昔にtikzで3辺を指定した三角…

pgfplotsで5数要約から箱ひげ図を描く

高校数学でデータの分析の話をするときに(次期指導要領では中学だが)箱ひげ図を描く必要があることがある。 このとき、5数要約から箱ひげ図を描きたいという需要がある。Studyaidは良きに計らってくれるはずである。しかし、そんなものに縁の無い私はTeXで…

tcbitemizeで横並び・下線の解答欄を作る

今日もtcolorboxで強引に解答用紙を作る話である。 以下のような解答欄を作ることを考える。 上を出力するためのソースである。 \documentclass[uplatex,dvipdfmx]{jsarticle} \usepackage[raster,skins]{tcolorbox} \newcommand{\visible}{visible} %解答の…

tcolorboxのカウンタを使って解答用紙の問題番号を振る

TeXで解答用紙を作るとき、問題番号は手で振りたくない。したがって何らかの形で自動化をするのが普通である。ここではtcolorboxのタイトルを使って番号を振ってみる。 次のような解答用紙を作ることを考える。 問題番号の下には解答欄が入らないようにした…

下線形式の解答欄を作るのにtcolorboxを使う

TeXのtcolorboxパッケージは、パッケージ名に"box"と付いている。そのため、箱を作るためのパッケージというイメージがある。しかし、箱から下線以外を消去すればただの下線である。よって、下線を引くことに使うこともできる(邪道だが)。 テストの解答用…