支援士の午後2を睡眠不足で落とした
予定通り支援士に落ちてた。
午後1が79・午後2が55。ただ,2択でことごとく手が滑って間違えた割には点数あった,といった感じ。
午前1だけ勉強していった状態なので落ちるのは仕方がないのだが,この問題を引くのだったら取り切ってしまいたかったというのが正直な感想。
午後1
問1と問2選択。
問1は1(1)は予備校解答にはないが,公式解答にあるほうをそのまま書いた感じ。この時間帯はまだ問題文が読めていた。表1の「会員番号が自動発番」「16桁の会員番号」から,推測可能が導けていたので。
問2の2(1)の問題は,解答例はメールサーバ中で暗号化されていないだったが,配送経路上のどこかで暗号化されていない(これはこれまでも何度も良くある解答),でも少しだけ部分点は入っていたのかもしれないと思った。
客観で間違った箇所が,
- 問1 : 2(2) b, c, d
- 問2 : 1(2) b
で,たぶん10~15ぐらいは引かれていて,他少しずつ引かれてる箇所がありそう。よって,暗号化経路のこの問題が0だとこの点数は出ないと思われるので。
午後2
問1選択。それも30分ぐらいロスしてから(この詳細は受かったら公表しようと思ったけど落ちたので没。書くの時間かかったのに・・・)。
冒頭のLDAPを通すサーバを間違ったのが致命傷。どうせ自分とこのサーバからLDAPに保存するのにはFWをかけないに決まってる,でまともに構成図を読んでなかったのが痛い。
あとは,SP・IDPの最後の1問(く)を間違った(予備校も間違ってたが)のも致命傷。
この2つの問題は積み上げ式の配点でなく完全解答に近い配点の可能性もある。部分点だとしても,比例配分ではなく傾斜配分とか。そうなるとこの2問をちゃんと解いていれば合格点だった公算は高い(仮に単体配点でも2+3だと合格点になる)。
参考書を勉強したら取れる保証がないのが大変
うまく埋められた部分は偶然
午後1で問2の記述部分が取れたのは,1か月前のHTTPS関連のTLS関連の資料を読んでたから。そのときに鍵を定期的に交換するのは当然としても,その鍵をなくしたらデータが見られなくなるから,その意味の鍵管理も注意しましょう,というのみて手,それを思い出して解答が書けた。
試験後に見たら,応用情報でも過去に出題例か本文中の説明かどっちか忘れたけどこの論点はあった。
LDAPがすっと埋められたのは,たまたまLinuCやったばっかりだったから。
Javaの穴埋め問題も勉強してたから取れたというよりも,たまたま別口でちょっとだけJavaの勉強を半年前にしていた偶然。
うまくいった部分の要因に再現性がなさすぎるのでどうしようもない。
知識があったとしても取れた保証はなさそう
午後2の問2の「カメラで撮影する」「スクリーンキャプチャーを取る」など参考書を読んでても出てこない。試験中に思いついてはいたが,これは確信をもって解答としては書けない,となってプログラミングが苦手なのに問1にしたぐらい(他にも理由はあるが)。
画面キャプチャの件は,IPAの出しているテレワーク関連の資料で後からみつけた。ただ,事前にこれは読めない。なので,問2は勉強していても取りにくい。
問1も,勉強していたらこれを間違えないという保証はない。
最初のLDAPの問題は,構成図をちゃんと見ずに答えたのが原因(どうせ自社内にはFWをかけてないというパターンに決まってると即断)。
試験直後に理不尽と感じた個人情報で禁止されていることの問題も,どの参考書にもこれは書いてないから無理だろうと思ったが,良く読めば本文中から基礎知識で導けるように書かれている。
Javaは勉強してれば記述で変なこと書かない可能性はあった。解答するときに,解答に近い方と自分が手が滑った方の2つの解答を思いついて,Javaをわかってれば手が滑った方の解答は選ばなかったかなといった感じ。ただ,これも事前に出題を読んでJavaを勉強するというのはほぼ不可能。
パスワードリセット問題は,常識で考えればパスワードリセットなのだが,わざわざコールセンターと書いてたりするぐらいだから,それすらだめなのか?と変に深読みして「パスワード再設定機能ごと廃止」(コールセンターとはがき送信の想定)として間違えた。これも参考書の知識というよりかは一般常識。(ユーザとしての経験)
SP・IDPの問題は事前に過去問を相当セット数見てればというのはあるが,それも注意深く過去問を読んでた場合限定で,やはりその場で考えるしかない問題。
午後重点とマスタリングTCP/IPのセキュリティ編を隅から隅まで覚えてれば知識で点数は少しあがった可能性もあるが,現実的には難しい。
結局,全ては注意力不足,ということになる。その要因を振り返ってみると午前1に全精力を注いで勉強をせざるを得なかったことと早起きしないといけなかったことに尽きる。そこからくる睡眠不足と,午前1からやることによる体力の消耗が注意力を奪って,それで落ちたと。
午後2は,JavaとSP・IDPの問題以外は,眠すぎて問題の本文をまともに読んで答えてなかったようなものだし。
今後の対策
ない。良い問題を引くのも待つしかない。午前1だけやって帰らなかった理由もこれで,抽選機会は多くしたいと。ただ,今回みたいに良い問題引いても落ちたら意味ないが。
一応,午後2に注意力を残した状態でできるようにするというのが対策。そのために今回午前1免除を全力で取りに行ったというのもある。
あとは,気が向いたら午後1のセット数を畳みかけるつもり。これも,午後1での消耗を抑えて午後2に注意力を残すという作戦の一環。今回は,とにかく過去問を解いていっていないので,午後問題を解く感覚を試験会場で思い出すところからスタートになって消耗した。こういうことは防ぎたい。
知識不足が落ちた要因という分析にはならないので,テキストで知識を増やそうという気分になりにくい。
ただ,さすがに次失敗したら,午後重点をやりこむ(暗記・国語対策)・午後2のセット数を畳みかける・セキュアプログラミングに時間をかける・上原本を読み込む,ぐらいまでやるしかないとは思うけど。
ただ,正直そこまでやりたくない。嫌いというよりも,DBの勉強の方に時間を割きたいという思いが強いので。
知識が増えたのに落ちるというのも変だが
若い頃(といっても当時も若くなかったが)と比べると,解答を合わせ切る力が極端に落ちてるのを感じる。
今と前回取ったときを比べると,問題や解説を読む力は今の方が格段に上がっている。今の目から見ると,昔受かったときは,これを知らなくて良く問題を解けたなといった知識がごろごろあった。解答も今の方が洗練した感じで書けてると思う。
ただ,昔は問題を隅から隅まで読んで,論理的に合わせ切るということだけはできた。よって,手がついた問題についてはきちちと正答が導けて,それで受かった感じ。後は運もあったが。
今はわからない問題はほとんどない(問題が簡単になったのもあるが)。だいたいの問題の解答は考えればそれらしく埋まる。しかし,きちんと詰め切る力がないので点数にならないといった感じ。
将棋界での加齢と同じことが自分に起こってると思っている。終盤がべた読み出来なくなってきてる代わりに,序盤・中盤がうまくなる,みたいな。