tikzでやっつけ仕事の帯グラフを描く
tikzでまともな図を描こうとすると、それなりに苦労する。
しかし、やっつけで割り切った図を描くと決めてあえば、それなりに楽に使える。
例えば、ちょっとした帯グラフを手計算で描くぐらいのことは大した手間ではない。
下は、某社の情報の教科書にあった簡単な帯グラフを参考に描いてみたやっつけのグラフ。
\documentclass[uplatex,dvipdfmx]{jsarticle} \usepackage{tikz} \begin{document} begin{tikzpicture}[scale=0.7] \draw (0,0) rectangle (10,2); \draw (0,0) rectangle (5.5,2); \node at (2.75,1) {{\LARGE 男 55\%}} ; \node at (7.75,1) {{\LARGE 女 45\%}}; \end{tikzpicture} \end{document}
下は、過去にpgfplotsのマニュアルを読む暇があったら、考えずに描くほうが早いなと思って描いたグラフである。一回限りの使い捨てなので、割合の変数を使って計算するなどということなどもせずに手計算でばりばりと描いたものである。
\documentclass[uplatex,dvipdfmx]{jsarticle} \usepackage{tikz} \begin{document} \begin{tikzpicture} \draw(0,0) node[left,yshift=0.25cm]{睡眠6時間未満} rectangle +(5,0.5); \draw[yshift=-1cm] (0,0) node[left,yshift=0.25cm]{睡眠6時間以上} rectangle +(5,0.5); \draw[fill=black!20] (0,0) rectangle+(2.5,0.5); %明るい \draw[fill=black!20,yshift=-1cm] (0,0) rectangle+(1.25,0.5); %暗い %%凡例 \draw[fill=black!20](6,0) rectangle +(0.5,0.5) node[right,yshift=-0.25cm]{居眠りをした}; \draw[fill=black!20](6,-1) rectangle +(0.5,0.5) node[right,yshift=-0.25cm]{居眠りをしていない}; \end{tikzpicture} \end{document}
この手のグラフを描くときには、四角の幅は、座標は5とか10とかの計算しやすい幅にしておくのがコツである。大きさをscaleで調整して欲しい大きさにする。
なんでもTeXでやろうとするな、いうツッコミもありそうなのはわかっているが。ただ、1つのファイルの中に全てのソースがあると再利用や整理が楽なので、つい他のソフトを使わずにできるだけTeXですませようとしてしまうのである。