去年の秋の午後2の支援士の問題を見て対策に悩む

ここのとこ,支援士の午後の問題が簡単になりすぎててやってられるかという話が出てる。確かに,午後2なんかこれだけ選択肢問題つけて午後2?とか思うのである。

だいたい問1が技術・問2がマネジメントである。問2のほうが取りやすいというのが普通。

ある人の自己採点を見て危機感を持った

最近,あるblogで去年の問2の自分の解答と自己採点をさらしているものがあって,でだいたい7割ぐらいあるんだけど40点台で落ちてた,というのをみてびびった。慌てて自分でも同じ問題を解いたんだけど,普通に解ける人だったらまあだいたいは解けるよね,という問題。(自分がそれだけ解けるとはいってない。ミスもするし。)。そして,その人の解答と自分の解いた実感とIPAの解答をつきあわせても,その人の自己採点は無茶だとは思えない。落ちるとしても6割に近いとこで落ちるものだと思う。ところがその解答が50点切って落ちてるのである。どんな調整入ってるんだ?と言いたくなる。

そもそも,iTECもやや易と言ってるあの問題で午後2の合格率が40%前半なので,落としまくってるってことですよね。午後1を通しすぎたのを午後2で調整ってこと?

iTECのデータをながめると

去年の通過率は,午前2から順番に春は順番にが79.8%, 53.8%, 59.1%で,秋が86.1%, 67.1%, 45.4%(ITECのデータ引用・大元はIPA)。あの問題で午後2通過率が50%切ってるって,やっぱり採点が相当に辛いか調整してるかですか。しかも,だいたいの人が問2選択なことを踏まえると,ほぼ問2の問題でこの通過率と見ても良いでしょう(問1はセキュアプログラミングまではいかないけど,linuxに少しだけ親しんでいないと取りにくい。)。

なお,一昨年の秋の通過率は71.2%, 60.5%, 57.6%。午前2の通過率も含めた調整をかけている感じですね。これは。

難しい方とるほうが有利かも

しかし,この問2で合格率40%の採点をされるなら,難しい問題を選択する方が有利な場合もあると思いだした。難しいけど,突き抜ければちゃんとした点数が出る問題を取るということ。

例えば,去年の秋の問1は問2より難しいとなってるけど,かちっとはまれば点数が出る気はする。問1の記述を見ると,3問とも字数が多い。しかし,3問のうち問題1に2つある2問は技術的に白黒がはっきりつく記述(最後の方にある記述はあいまい系)。また,残りは全て技術的な選択問題で白黒はっきり点数が出る。よって,取れれば受かる・落とせば落ちるという納得いく結果になりそう。

解けたのに落とされるのは悲しい。問題簡単でも本当に油断できないのが怖い。というか,そんな悲劇が起きないように問題をもう少し難しくしてくれるのが一番いいんだけど。