セル結合を解除するのに必要なのは技術力ではなく交渉力というおかしさ
最近、手元でセル結合を多用しているシートで遊んでいる。
手書きを想定した帳簿をそのままExcelに落とし込んでいるため、やたらに罫線が多い。しかもセル結合多様である。
製作者の方の大人の努力は非常にわかる。いきなりラディカルにはいけないので、とりあえずできるだけ手書きを踏襲して電子化をしたのだと思う。苦労がしのばれる。
元の製作者の方はプログラミングの素養があるため、データと見た目の分離はちゃんとされないる。なので、手をいれるのはそこまでは難しくない。
交渉力の問題になるなら普通の人は避ける
罫線を取るには、決裁権者がそれで良いと言わなければならない。決裁権者は、前例であれば何も文句を言わないが、それ以外の場合は文句をいう確率がそれなりにある。そして、文句を言われたら、理論武装で反論をしなければならない。そうなると、無駄とわかっていても前と同じにしておこうということなる。
今回の場合、普通のパッケージを導入していればExcelシートそのものが不要な業務である。それをせずにExcelで節約しようといってるのだから、細かなことはつべこべいわずに受け入れていただけなければ困る。
プログラミング教育はいらない派だけど
データをあれこれするのはRを使っていることが多いので、セル結合をほどいて、また結合して罫線を引き直すとか、同一列の下に合計を入れるとかは非常にストレスがたまる。帳簿にしたければ、最後TeXやHTMLにでも吐き出せば住むだけの話だろと思ったり。
どこやらのつぶやきで、プログラミングをやらすことで、コンピュータの常識みたいなものが早く身につくのではないか、とあった。この意見に対しては「環境を整えずに授業を一斉でやる身からするとそんなことは面倒だからやめてくれ」という意見であった。
しかし、こういうとこで細かい要求を出す人々の存在を撲滅しようと思ったら、Rとかデータを触るプログラミングはさせたほうがましだと思い出した。現状のプログラミング教育の方向とは違うけど。
ただ、プログラミング教育派は子供のクリエイティブ性とか興味をとかなんとかな感じの教育プログラムを想定していることが多い。しかし、多数派に教えるべきはそこじゃないと思う。ほんと。