2020応用情報をざっと見た感想(主に午前・気になったとこだけ)

気になったとこだけ。

専門家ではないので内容の正しさは保証しません。

ちゃんとした分析はiTECとか(特に最近の「新傾向問題」のpdfがものすごい良い。4期分だけでなくずっと残しておいて欲しい。)

過去問にあるかなどは真面目に見てない。特にその場で解けるなと思いそうな問題は。

なお,以下の「計算問題を暗記問題にするしかないか」は苦手な人目線で,自分がそうだとかそうであるべきだという意味ではない。数学強い人が色々好きに言ってるけど,インフラの人も受ける試験なので程良いレベルで止まっておかないとかわいそう。

午前

午前1で出たとこを除いて。

テクノロ

数学問題

問1はね・・・数値替えしようがなければ暗記問題にするんですかね。

問2は最初は原因の確率と思ったけど,普通の確率か。掛け算と足し算なんだけど,これをちゃんと場合を分けて足していくって大人になって再学習するのは割が合わないというかなんというか。少し考えて

 0.6 \times 0.7 \times 0.2 + 0.6 \times 0.3 \times 0.8 + 0.4 \times 0.7 \times 0.8

と式を書き並べたら,0.8で最後の2項くくれることに気付いて

 0.42 \times 0.2 + (0.18  + 0.28) \times 0.8 = 0.42 \times 0.2 + 0.46 \times 0.8

と眺めてると,これは内分比だと気付いて,0.42と0.46の間だからウかという結論。これぐらい普通に小数計算できてしかるべきだが・・・

問6は対象を変えて再作問すると文章作成で大変そうだからそのままになりやすいか。

問2は数Aで問6は必履修情報で扱いそう(新過程)なので,まあ高1レベルなのだけど。

行列とか固有値の問題,いつでてくるのだろうか。。。

問35 DHCPのブロードキャスト

これをわかってなくて支援士の試験の午前2の問17を間違えた。

DHCPへのブロードキャストは,ブロードキャストかける時点でクライアントは何も情報わかってないからこうならないといけないんですよね。。。マスタリングTCP/IPかえって見たら脚注にちゃんとあって,いかに自分がちゃんと読んでないかがわかんた。

支援士の午前2の問17もほぼ同じ意味の問題だった。リレーエージェントがルータ越えはわかってたけど・・・選択肢いっぱいあったら255.255.255.255を選べなくなってしまう罠。

問38 OCSP

CRLだけはなんとか覚えてたんだけと,支援士の午後1でOCSP書かされてひっくり返った。支援士では確かOCSPという単語を選ばせる問題は既に出ていて,そろそろ午後1で書かされても文句言えないなと思ってたが(で前日に一回覚えようとしたけど頭に入らなかった)。

応用の午前に出たということは,CRLと覚えてるだけではだめで,OCSPそのものを押さえておかないといけない扱いになりだしたのかな。

セキュリティの問題数

基本午前・応用午前・午前1のセキュリティの重点化は,数年前に強化した現状をシラバスから読み取れるようにするだけだと書いてあったが,実際は10題から11題に1題だけ増えた。誤差なのか今後続く傾向なのか。

かわりにヒューマンインターフェースの問題が消えたか。これは午前1みたいにマルチメディアと交互出題とかになるのかな。。。

ネットワーク5題・セキュリティ11題で,この2つで16/80でキリ良く2割ですか。12/16(75%)ぐらいで乗り切れるように対策はしておきたいですよね。

PM 問53 : プレジデンスダイアグラム

プレジデンスダイアグラムという謎図。。。この図自体の過去問もあるんですね。。。最近出始めたのか。なんか応用情報の午後ででてきたことなかったっけ?この図。

だんだん深さが深くなっていってるので,なんかもしかして定番化?というセンサーをはっておきたい。そうすると消えるのは(ほぼフィーリングで行ける)アローダイアグラムなのが痛いな。。。

午前1に流用もそのうちくるのかな。

ストラテジ

問66: レベニューシェア

シラバスにあった単語。

サービスマネジメントの逓減もそうなんだけど,経済学部生だったのでなので普通に生きててフィーリングでわかるかの判断がつきにくい・・・

問69: プライスライニング

スキミングプライシングがくると思ってたけど。

価格設定方法(コストプラス法他)が従来からある項目で,その一バリエーションですか。

残りの選択肢,全部名前を調べておかないといけないのかな。。。。。価格戦略としてはわかってるけど名前知らない(これが経済学部生と経営学部生の違い)

問74 : ABC分析

簡単な計算問題なんだけど,意外と面倒ですね。あまり足し算したくないので70%の側から攻めるのではなくて30%の側から攻めるのが良いか。ただ,割合苦手な人には解きにくいんだろうな・・・これは。まず割合で考えるか実数で考えるかがうまく捉えられないとつらいので。

問75 : 定量と定額

これ過去問はあるかも。

入門ミクロの図でありがちな問題。ただそういうのを自分は一回も暗記したことはない!こんなの式でいいじゃんと思ってしまう派。

そもそも4つの式が正しい前提があり,グラフの中の3(一応文字化けに配慮せずに囲わなかった)は量で,量を表しているのはアしかないのでたぶんこうだろうてきな感じ。

4つの式が4つのグラフに対応してるとは書いてないけど(それなくてこの問題は厳密に成立するのだろうか・・・),そう決め打てば,総費用が4のグラフっぽい(関数形の雰囲気からも)。

3は最小値なのでで微分してゼロと置いたら(この問題でこの発想が普通は出るかな・・・),アの式が出てくるので,そういう関係かで確信を持ってアを選ぶのかな。

まともにどう解くかは知らない。

問79: マイナンバー

消去法でわかるけど,アはだめなんだ。グループ企業でも転籍したら毎回出さないといけないんですね。なるほどと思った。

午後

システム開発

これ午前対策として非常に良い問題。あと,高度午前2の対策でも目を通しておいた方が良いかも。

今回,午前1対策でアジャイル関係の新シラバスの用語をかたっぱしから調べて行ったんだけど,この問題でかなり網羅してる感がある。

逆に新シラバス対策でひととおりぐぐってる(あるいは普通に開発でやってる人)はやってた人は,午前でなく午後で生きたって感じですね。

HHKBのhybridのType-Sを買った

机の上をワイヤレス化したくて買った。

タッチが合わない人には合わないのでType-Sにする予定はなかったのだが,Prime Dayでそっちのみちょっとだけ割引だったので買った感じ。

Type-S,タッチが合わない人には合わないと書いてあったけど,自分もタッチが合わない側たった。なんかこう指を下ろしているときに物が挟まってる感があって,それが気になる。

あと,Ctrl+Wするときに,Wを人差し指で押すんだけど角度の関係で弱いタッチになるのでそれをやるときもちょっとやりにくい。

まあ,これぐらいの誤差なら自分の指をキーボードに合わせれば良いやと割り切れる範囲。あと,静かになったメリットもそれなりにないことはないし。

Bluetoothが心配だったけど,短文なら大丈夫な感じ。ただし,親指シフトで長文ばりばり書いてるときにううんってなる。これはちょっと遠めのとこにPCを配置してるせいもあると思うけど。

ベッドでiPadとペアリングして使うのもまあ使えた。ただ親指シフトできないので原稿修正にしか使えないけど。仕上げの気力ないから完成になってなかった記事の修正ぐらいには使える感じ。

ケーブルのすっきりはまあ予想してたけど,これで使わないときにどこでもよけれるという気楽さができたのが大きい。

後は電池の持ちだけ。とりあえずエネループを買っておいたけど。

初めて午前1(応用情報午前情報の一部)を本気で勉強して支援士試験を受けにいった

とりあえず支援士試験に参加をしてきた。

これまで情報処理技術者試験は,まあ受かれば運が良いや,の対策で行ってた。応用情報を相当前に取ったときは全てがフィーリングで,午前対策すらほぼゼロに近い対策。午後は当然無対策。

しかし,今回午前1を絶対に落としたくないので徹底的な対策をした。今までにないぐらいプレッシャーがかかった試験だった。

普通にやれば午前1なんてまず受かるし,世間でもそういわれてるのに,なんで自分はここまで徹底して勉強しないといけないんだろうと頭が痛い日々だった。これだけ勉強してもなぜこの程度しかできないのだろうかとかプレッシャーも抱えてた。

普通に勉強して試験に行くという感覚を初めて知った(もっと早く知っておけという話)。

詳細な対策はまたとしてとりあえずの感想。

午前1

自己採点だと27/30。さすがに次回免除は大丈夫でしょう。

この運を午後にとっておきたかったが,今回は割り切ったのでしょうがない。

50分で計算問題3題は厳しい

どうせ解けない問8のハードの計算を除いて(これをたぶん過去問でみたことはあるような)実質3題の計算問題。

とにかくまともに計算してられない。問21のサビマネの計算問題は概算で2択にはすぐにできるし,数値が過去問と同じだから記憶を呼び起こせば正答は出せる。記憶と手元の概算の2択で計算を信じて間違えた。記憶を信じるべきだった。

問29の利益計算は,経済学部生的な大人のずるで計算した(あとこれもたぶん過去問がある)。

問9のネットワークの計算問題は,やることはわかるんだけど,時間と気力の不足で手がつけられず。

応用情報だったら時間たっぷりあるのて解き切れるのだが・・・あと,昼夜逆転気味で睡眠不足なので厳しいというのも。

6割取って帰れば良いので,取れてる確証があったら,マークの見直しに時間も投入するし・・・・

基礎理論とアルゴリズム

どうせデータサイエンス強化が絡んだ新作問題がきたら終わりだから対策しても無意味だろうと(解けるのはもともと解けるし解けないのは解けない)ノープラン。そうしたらオーソドックスどっかで見た問題で感謝。それも計算ゼロ秒で答えがでるやつ。

問3の単純用語選択問題にも感謝感謝。どっかの本だとプログラミング言語に関する問題は午前1では当分出てないとか書いてあったな。こういうことがあるから広くやらないと危険なんですよね(幸いこれぐらいは教養の範囲だからあれだけど)。

直前まで捨てる予定のとこが簡単な出題だった

コンピュータ構成要素・ソフトウェア・データベースは苦手か割合わないで少し前まで完全に捨てる気でいたけど,そこが過去問寄りの出題だった。さらっとやった勉強で解けたので助かった。

コンソリデーションはフィーリング

ネスペ経験があるので,問5はコンソリデーションときたら良くわかんないけどどうせ仮想化でしょ,感覚で合わせた。

傾向変化も的中させる

過去の高度からそろそろアジャイル関係を引っ張ってくるか,あるいは,スクラムぐらいはたぶん新作問題が出るんでしょうねと注意して演習してたら問17でスクラムが出てくれた。ちゃんと勉強してなければふらふらとエクストリームプログラミングを選んだ恐れがあった。(それもひどいが)

アジャイルシラバスの用語例の増え方が異常だったり,高度出題もかなりあったりしたので,そこは何かあると予想していくでしょう。。。

(ここの段落・10/26に削除・セキュリティが一題増えてたと錯覚してたけど増えたのは応用情報のセキュリティだけ。適当に数えてた。)

問28のSoEも念のため調べていたので,ノータイムで正解を選べた。Engagementと書いてあったので,初見の消去法でも選べたかもしれないけど,50分だとこういうとこでノータイムで心身が節約できるのがありがたい。

過去問暗記の分野を間違えたら厳しかったかも

今回,自分が午前1の特化をかけたのは,新シラバス(確か前回から適用)でけっこう問題を変えてこられたときのリスクに対応するためだった。

自分が取れそうなところが傾向変化とか新問題ぶつけられそうな予感がしてて,そういうときに限って苦手なとこは過去問そのままがくるんだよな,と思った。よって,午前2以降の対策を全て犠牲にしてこの両面の対策を打った。

くだらない対策も全部水の泡に

共通フレームの重箱(くだらないが)がきても新傾向が来ても完璧になるように対策かけていってて,共通フレーム勉強しつくしたのが全部チャラになったのは複雑だったけど。ただ,同時にきっちり勉強したUMLは報われた。ちゃんと勉強してなかったらふらふらとこれも誤答を選んだ可能性がある。

午前1組はけっこう悲鳴があがってるかも

たぶん,午前1組は悲鳴があがってたと思う。おおよそ多くの人が苦手そうな前半が過去問中心で,マネジメント・ストラテジが新作問題中心だったので。

応用情報午前も悲鳴があがってるらしいが,まだ見てない。

午前2

とりあえず22/25だった。ほぼ無対策で午前苦手の自分には上出来。

前々日にちょこっと読んだだけ

前々日に直前2回を除いて6期分ぐらいプリントアウトして解いてみると意外と解けて元気が出てくる。元気を出しただけで何もしてないに近いのだが。

いちおう,ちょっとした誤解は微修正をした。その微修正だけで記憶がちゃんと定着できてたらしい。7問ぐらいその微調整で自信を持って解けるようになってた感じ。

NWとDBで60点の思い出があり午前2には良い思い出がないが,過去の記録みたらSCは76であることが判明し,それで少しやる気が出てきた感じ。

午前1対策で最後の5問は全部取る

最後の5問は午前1で鉄壁の対策をしてるので万全。ふりかえり(レトロスペクティブ)のタイミング問題は,対策してなかったら危なかった(どっかの区分の過去問で見た。SAだったかな。。。)。

UXってこういう出し方するんだ

応用のシラバス見てたときに,UXが範囲追加になってて,これどうやって出すの?と思ってたらそういう出し方があったんだって感じ。応用に数期後で流用されそうな感じの問題ですね。。。下手したら基本で流用されてもおかしくないかも。

しかし,問22のペルソナは常識の部類の問題であって,勉強して対策できるのかな・・・よくわからない。

午後?

わかりません。簡単とみんな言ってるけど自分には難しすぎました。午後1の問1で力尽きた。

そして,問3の記述をまともに書いてるエネルギーがないので,イチかバチかで解答量の少ない問2を選択。結果は知らない。

午後2を解くときにはもはや疲労困憊で,プログラミングができないのに問1を取る。問2の記述をまとめてる気力がもはやないので仕方がない。

10分ぐらい問2をとかなきゃと自分に言い聞かせながら何回も問2を読んだが,羊が一匹状態。よって,執念で問1を解く方向に切り替えた。たぶん落ちた。

だいたい,普通の人が10分で解けるjavaの問題を,40分ぐらい(たぶん・下手したら1時間かかってる)投入して解いてますからね。。。。(そしてたぶん間違ってる)。

もう一回受けに行くの嫌だな。。。最近の午後の傾向,勉強したら点数が上がりますとは感じられないのて。しかも採点調整がかかってるとかかかってないとか。。。。

LinuC 201(Ver10.0) 新試験で行くか旧試験で行くか?

否応もなく半年もしたら新試験だが。

やっとLinuCが片付いて解放感にひたってる。

201も含めて全部新試験で受けてきたので,自分なりのシラバスベースでの簡単な比較を少しずつあげていく。 (気が向いたら少しずつ書き足していくかも)

大枠の損得

以下,全部の重要度が足して60になることをわかりやすくするために全部に/60をつける。以下正式名でなくぱっと見てわかりやすい見出しで書く。

大枠で増加したとこ

大枠として追加になった範囲。

  • Ansible(4/60)
  • 仮想化(6/60)
  • コンテナ(5/60)

ある意味で全部難しい。公式資料レベルの出題ならまあ良いのだが,ちょっとこのシラバスと資料の解説でそこそこの難易度のある問題数を作り切れるか?と思う。要は問題予測が難しいと。ただ,新範囲の合計が10/15で合格ラインなので,5題落として良いならそんなにしんどくないという考えもできる。

減少したとこ

項目レベルでの除外。
重要度減少
見えにくい大きな減

initのごちゃごちゃしたとこは全て除外。systemdに一本化。影響範囲が大きいのは,システム起動のカスタマイズ(3/60)。

以上を踏まえて

減った範囲,だいたいの人にとっては減ってくれてありがたいと思うのでは?カーネル関係が-2になってくれたのは助かるという人が多いと思う。カーネル関係全部で7/60なら,2題~3題取れば良いの感覚で勉強できる。覚えやすくて大事なとこだけ押さえていくという感覚でいける。

あとは,公式資料みて新分野やりやすいと思ったら新で行けば良いと思う。ただ,自分で調べる力とか予測する力は必要。参考書や問題集がないから。この予測できる力が人によって大きな差があるので自分で判断するしかない。予想しきれないことが意外とあった。

あと,AnsibleやDockerを使いこんでる人からすると新が絶対楽だと思う。

既存のもの以外でも勉強できる力のある人は、新がお勧めといった感じ。

個人的には本を買って万全の備えはしたが

色々なとこで点を落としそうなので,AnsibleとDockerは1冊ずつ本を買って確実にここで点を落とさない対策をした。

そして,鉄壁の体制にしたのだが,それで点を取れるかと言われれば微妙。点が取れた部分は勉強の結果だったかと言われれば微妙。実際に使うレベルまでいけば点取れるんだろうなとは思う。

この試験特有の,このシラバスの書き方からこの出題は予測できません,があるので勉強が無駄になることは覚悟してやった。この範囲は,カーネルと比較すると勉強してて苦痛でないので,他で無駄にならないからいいやでやったけど

systemdも一冊本を買い足したりコマンド確認は多少した(CentOSの8実践ガイド)。

常識対策はどうすれば良いんでしょうね

公式が問題と答えの暗記では解かせないとか実践的にしていきたいと言っている傾向がある。201の範囲でその言を真に受けるなら,範囲のLinuxの知識とその外にある常識との組み合わせ問題が増えてくるという方向が考えられる。

問題はこの「常識」が勉強では身に付きにくいことなんですよね・・・未経験の人(まあ自分もそうだが)どうしてるのかな。。。実機動かしたって実務やったってわからない人はこれわからないでしょう?な感覚を前提にしてるようなことがちらほら。逆にセンスある人はそんなの常識でわかると。

新の範囲は,そういった常識問題が増える余地が大きく,対策が難しい。。。。逆にいうと常識問題でなんとかなるんでは?ということで自分は新で突っ込んで良い思いした部分の方が大きかったけど。

暗記は苦手だが予想は得意という当たり前のことを再確認してしまった

LinuCの202(Ver 10.0)を受けてきて,スコアを見て,全部の問題のポイントをだいたい再現して,自分の適性について考えさせられた。

まず,問われたことの概略のほぼ全てを翌日になってから再現できる理解レベルで勉強したにも関わらず,基本問題(暗記・定番)を相当に落としている。そして,それなら落ちるはずなのに通っている。なぜかというと,自分で予測した問題をいくつか的中させてカバーしたからなんだけど。

予想といってもたいしたことはしていない。主に新範囲(微妙な項目レベルでの新範囲も含む)の部分について出題予測をして,それに必要そうな知識を調べて眺めるレベルで頭にいれておいただけである。

予想を嫌う人もいるけど

予想を嫌う人がいるけど,人が作った予想をそのまま覚えるのは能力でもないが,的確な予想問題を作る力自体はそれなりに意味のあるものであると思う。

ということで,ひたすら今日も201の新範囲について徹底的にシラバスを読み込んでるんですけどね・・・・

試験を通したフィルターでどう自己分析をするのだが

こういう資格試験って,向き不向きのフィルターとして使うものなんだけど,こういう結果って適性をどう解釈するべきなのだろうか。

実機を動かしつつ定番を覚えて言われたとおりに短期間で暗記して正確に再現できるようになることが適性であるなら,明らかに適性がない。しかし,レールがないところをそれっぽく形になる力が適性なのなら,そこそこあるということになるのだろうか。どっちが求められていてどっちがお金になることなんでしょうね・・・

定番落として新出の未知の問題で稼ぐというのは,これまでもずっとそう。ネットワークもセキュリティも(応用情報もデータベースも),落ちるスレスレで午前2を通過し,午後は新傾向問題にうまく乗っかって通ってきた。

果たして私は何に向いているのだろうか・・・・・

計画運休で早朝に解除したらコミットの意味なくない?

早朝に計画運休が解除されたという記事を見て思ったこと。

計画運休と言い切って計画で動くことでいろんなコストを下げるのが計画運休でしょ?

あと,コミットとしてもだめですよね。こういうことが続くとしたら,例えば会社は「計画運休解除されたら即出勤しろ。それも定時までに。」ということになるわけでしょ?そうすると出勤側大変てすよ?両方ケースで準備しないといけないので。

鉄道会社で働く方だって運休か運休じゃないかわからないとなると,結局,準備しないといけないわけでしょ?両方に備えて。

そういう不確実による運休するかしないかのややこしいコストを全部排除して,運休と決めてしまうことでみんな動けるからコストが下がる,っていうのが計画運休では?後から解除はだめでしょ。少なくともコミットの類の考え方には反する。

多くの弱い立場側に対する強い立場の横暴を封じるのが計画運休であって,解除するんだったら強い側は言いたい放題ですよ。空振りの運休は,その横暴を防ぐためのコストですよ。労働者側っぽい人がその解除に喜んでるなんて絶対にありえない。

LinuC レベル1 (Ver10.0)を勉強して思ったことをつらつら並べた

少し前にとりあえず片付けてきた。散文的にあたりさわりのない感想を書いておく。

基本,試験については書けないので勉強について簡単に書く。

こんな隅をついてる面倒な試験はさっさと終わらせたい。そのためには暗記量を減らす必要があるので,勉強についてはそれなりに考えた。

この文章は101の受験後にほぼ書き上げてから,102の受験後に微修正した。よって,101の印象に引きずられている面はある。

あと,今202やってるけど,2になると別試験って感じがある。

目次

  1. 新試験か旧試験か?
  2. 弱いものだけと戦う
  3. あずき本
  4. ping-t
  5. 演習の代わりにやったこと
  6. 101の受験時に深さを確認しておく

1. 新試験か旧試験か

以下の理由で新試験にした。シラバスベースの傾向で出題してくれるという前提の話。

  • 新試験で増えた範囲はを勉強するのは苦でない,かつ,軽い勉強で合格ラインに持っていけそう。
  • 新試験は,普通のユーザー経験で理解しやすい範囲が増えた。
  • 新試験のシラバスの方が,シラバスが読みやすそう。

2.弱いものとだけと戦う

この試験の対策,最も大切なことは弱い者いじめの徹底である。要は,全範囲の簡単問題をどうやったらこぼさないかを考えるということである。

CBTなので,事前にどこから難問が出るかは読めない。もし,分野別の仕上げに極端な差がある状態で試験に行くと,得意な分野で難問難問・苦手な分野で簡単な問題,という展開になったときに落ちてしまう。

これを防ぐには,全分野簡単な問題ではミスをしないように確実に仕上げておく必要がある。

全体像を早い段階で把握する

全体の基本部分をまず早い段階で押さえたうえで,そこは早い段階から繰り返し塗っておきたい。私は,早い段階で全体像をつかむために,今回も勉強の始めにシラバスの項目(ほぼあずき本の目次)と重要度を暗記した。

超基本のコマンド問題もありえる

コマンド問題対策は捨てるとか最後で良いという考え方は危険。下手な選択肢問題よりコマンドやパス・ファイルの位置を聞かれる方が簡単というケースは十分にありえる。

3. あずき本

あずき本は本当に良くできていると思った。

この本に色々批判があるのもわかるが,この資格に対するマーケットの大きさとか商業出版という現実の中では,よくやっているほうだと思うのが私の印象。

隅から隅まで読みたい

  • あずき本を「全部頭にいれるべきこと」と感じるかは人それぞれ。私の初読の感想は「こんなの全部覚えてられるか!」。
  • シラバスを読み込むと,この本は全てのコンテンツを使い切ることで試験範囲をカバーしている,という印象に変化した。この量で「試験範囲の要約集」という感想。(ping-tの問題量の量と比較してもわかる)
  • あずき本を全部頭に入れることにするとして,問題は,この量を「繰り返し読む」「単純な一問一答の反復」「実機で動かす」といった単純な方法で短期間で頭に入れるのは,暗記か苦手な人(私)にはしんどい。工夫が必要だった。

演習問題は良い

  • 章末問題は軽くてポイントをついた良い問題だと思う。よって,軽く一読したらすぐに章末問題は解くべき。
  • 問題・模擬試験の質は高い。ただ問題と解説がカバーしているトピックの量が足らない。これを補完する必要がある。
  • 問題がカバーしていない部分については,問題化されているものの傾向を参考にして自分で教科書本文を使ってなんとかするしかない。ただ,問題と模擬問題は良くできているため,これはそんなに難しいことではないとは思う。
  • 問題化されていない部分を自分でなんとかするのが難しいと感じるなら,網羅系のping-tで問題演習をするのが良い(が時間はかかる)。
  • 102は,早めに模試を眺めながら本文を読んでおきたい。101と比べると章末問題による内容のカバー量が少ないので。

あずき本とシラバスは補完的

シラバスは確実に信じられる公式情報。理事長インタビューでも気を使って改定したと言っている。自分は公式を信じた。何かを信じないとやってられない。

  • あずき本は「技術の説明→・・ができる」の順の説明に近く,シラバスは「‥ができる→おさえておくべき技術・キーワード」といった感じ。そのため,両者は補完的に使える。
  • あずき本にさらっと書かれてるコマンドの出力例とか設定ファイル例は,さらっと読みがちである。しかし,シラバスと突き合わせると「・・・ができる」と書かれていることそのものであり,重要であることがわかる。

4. ping-t

私はping-tをそのまま使えない体質の人だから苦労した。私のPing-tの使い方としては

  • あずき本をざっと読んだ後で,全問問題だけを斜め読みしてどうあずき本を読み込むべきかの指針を決める
  • 細かく確認したいとこだけざっと解く(復習とかもほとんどしない)

みたいな使い方をした。たぶん1試験につき総使用時間1時間~2時間。

こういう適当な使い方にも関わらず,ping-tで少なくとも1割は得したとか,数日単位で勉強時間が減ったという実感はある。

5. 演習の代わりにやったこと

基本の勉強は,教科書の白紙再現に取った。何も見ずに知っていることや出題されそうなポイントを白紙に書きつけていって,あずき本と突き合わせて赤入れする,という繰り返し。理解度とか調子に応じて,再現の解像度を変えながら繰り返した。普通はここまでやる必要はないが,既存の演習の質・量に不満があることや,細かく重箱まで聞かれることを考えてこの方法にした。

あとは,シラバスを読み込んであずき本と突き合わせた。シラバスとあずき本に微妙な差を感じた部分については,ネット・man・実機で調べて確認。もっとも,調べて理解ができたとこであずき本を読み直すと,隅にきちんと書かれていたということも良くあったが。

6.101の受験時に深さを確認する

コマンドをどこまで聞かれるのか,オプションをどこまで聞かれるのか,どういう聞き方をされるのか?シラバスはどこまで信じて良いのか?といったことは,1回試験を受けるとよくわかる。

問の深さがわかれば教科書の読み方や追加で調べるべきことがわかる。問の作り方がわかれば,演習問題がカバーしていない部分を自分でフォローすることができる。いずれも,後の勉強の効率に関わってくる。

そういうことを考えると,101の試験は余裕をもって受けて,しっかりと問題観察をしてきたい(私は30分で解き終わって,30分ぐらい問題の傾向の観察に時間を取った。)。

最後のひとりごと

世間では楽勝とかいってるけど,暗記が苦手な私にとっては疲れる作業だった。これは挫折する人が絶対に存在すると思った。

各種情報は,頭が良い・記憶力がある・苦痛に対する感性が高い・努力ができる余裕のある人・技術が趣味,のいずれの要素を持つ人が書いているに違いない。これを何一つ満たしていない私には厳しい試験だった。

試験を受けた帰りに本屋でコマンドリファレンスやLinuxの入門書を確認したら,かなりの部分が試験で既に暗記したものであることに気付いた。短期間でこれだけの知識量を詰め込めるようにできているという意味では,あずき本とこの試験のセットは非常に効率的な学習教材なのだと思う。

しかし,勉強中のストレスは非常に大きかった。そのため,得られた成果にうれしさを感じられない。。。。当然,これでLinuxが好きになれるわけもない。