LinuC 201(Ver10.0) 新試験で行くか旧試験で行くか?

否応もなく半年もしたら新試験だが。

やっとLinuCが片付いて解放感にひたってる。

201も含めて全部新試験で受けてきたので,自分なりのシラバスベースでの簡単な比較を少しずつあげていく。 (気が向いたら少しずつ書き足していくかも)

大枠の損得

以下,全部の重要度が足して60になることをわかりやすくするために全部に/60をつける。以下正式名でなくぱっと見てわかりやすい見出しで書く。

大枠で増加したとこ

大枠として追加になった範囲。

  • Ansible(4/60)
  • 仮想化(6/60)
  • コンテナ(5/60)

ある意味で全部難しい。公式資料レベルの出題ならまあ良いのだが,ちょっとこのシラバスと資料の解説でそこそこの難易度のある問題数を作り切れるか?と思う。要は問題予測が難しいと。ただ,新範囲の合計が10/15で合格ラインなので,5題落として良いならそんなにしんどくないという考えもできる。

減少したとこ

項目レベルでの除外。
重要度減少
見えにくい大きな減

initのごちゃごちゃしたとこは全て除外。systemdに一本化。影響範囲が大きいのは,システム起動のカスタマイズ(3/60)。

以上を踏まえて

減った範囲,だいたいの人にとっては減ってくれてありがたいと思うのでは?カーネル関係が-2になってくれたのは助かるという人が多いと思う。カーネル関係全部で7/60なら,2題~3題取れば良いの感覚で勉強できる。覚えやすくて大事なとこだけ押さえていくという感覚でいける。

あとは,公式資料みて新分野やりやすいと思ったら新で行けば良いと思う。ただ,自分で調べる力とか予測する力は必要。参考書や問題集がないから。この予測できる力が人によって大きな差があるので自分で判断するしかない。予想しきれないことが意外とあった。

あと,AnsibleやDockerを使いこんでる人からすると新が絶対楽だと思う。

既存のもの以外でも勉強できる力のある人は、新がお勧めといった感じ。

個人的には本を買って万全の備えはしたが

色々なとこで点を落としそうなので,AnsibleとDockerは1冊ずつ本を買って確実にここで点を落とさない対策をした。

そして,鉄壁の体制にしたのだが,それで点を取れるかと言われれば微妙。点が取れた部分は勉強の結果だったかと言われれば微妙。実際に使うレベルまでいけば点取れるんだろうなとは思う。

この試験特有の,このシラバスの書き方からこの出題は予測できません,があるので勉強が無駄になることは覚悟してやった。この範囲は,カーネルと比較すると勉強してて苦痛でないので,他で無駄にならないからいいやでやったけど

systemdも一冊本を買い足したりコマンド確認は多少した(CentOSの8実践ガイド)。

常識対策はどうすれば良いんでしょうね

公式が問題と答えの暗記では解かせないとか実践的にしていきたいと言っている傾向がある。201の範囲でその言を真に受けるなら,範囲のLinuxの知識とその外にある常識との組み合わせ問題が増えてくるという方向が考えられる。

問題はこの「常識」が勉強では身に付きにくいことなんですよね・・・未経験の人(まあ自分もそうだが)どうしてるのかな。。。実機動かしたって実務やったってわからない人はこれわからないでしょう?な感覚を前提にしてるようなことがちらほら。逆にセンスある人はそんなの常識でわかると。

新の範囲は,そういった常識問題が増える余地が大きく,対策が難しい。。。。逆にいうと常識問題でなんとかなるんでは?ということで自分は新で突っ込んで良い思いした部分の方が大きかったけど。