知識系資格試験の勉強をしながら情報汚染と資格試験について思う

LinuCの101の試験を片付けながら思ったこと。

世間では,最近はインターネットは汚染されているので調べものとして使えない,と言われてる。ただ,まだ言われてるほどは汚染されてないでしょう,ともピュアに思ってた。しかし,今回,LinuCの試験対策をするのにLinuxのいろいろを調べる中で,この汚染の恐ろしさを体感した。。

今回Linuxについて調べたことは,初心者の頃の大昔にも調べたはずである。しかし,そのときにここまで調べにくかった記憶はない。とにかく,目的の記事が出てこない。「こんなんでこのタイトルの記事にするな」とか「これをgoogle上位に出すなよ」とか何度悪態をついたかわからない。

もし,初心者のうちにこんな汚染された世界で初心者が突き当たるあれこれを調べろ,と言われたら嫌になると思う。そして,非効率極まりない。

これだけ汚染されているなら,あらかじめパッケージ化された基礎を「お勉強」で最初に身に着けておいて汚染と戦う,というのはありだと思った。その意味で,それなりにこの資格にも意味があると思った。

シラバスはもう少しだけ細目をがんばって欲しい

シラバスは,知識の軸を誘導するという方向ではわりと良くできてると思う。この項目に沿って勉強していけば一応は効率良く全範囲の基礎をさらえるでしょう。ただ,初学者にとっては

  • 全体感が見えにくい分量
  • 細目が荒いので書いてることの本音は何?がみつけにくい

という傷はある。

全体の分量はしょうがない。必要なのだから。勉強する側とか教材作成者が工夫しながらやりましょうで良い。

問題は細目が細目が荒い方である。このせいで,初学者が安全策を取っていたずらに細かい知識を詰め込む,ということになりがちになる。これは初心者側ではどうしようもない。なんとかしてほしいと思う。

シラバスが立ててる問のリストは良い問(注:試験問題や教材の問ではない)だと思う。確かにこのリストはちゃんとわかっておく必要がある,と納得できる。検索してぱっとクリアな説明が出てこない問もけっこうある(ということは座学で片付けておくべき問であるということ)。

カリキュラムが良くても初心者向けに具現化する教材は存在しえないかな

元のシラバスは良いものとしても,これを具現化した初心者向けの教材は存在しえないよね,という印象もある。教材作成者が悪いとかではなく,マーケットとして作成コストが釣り合わないので仕方がないということ。

勉強していて,初心者にこういう教材(注 : 説明ではない。演習問題とか実習とか定着まで面倒見る全部パッケージ。)あれば良い,は見えたが,これ作るのコスト的に無理だ,となったしね~