試験の難易度は内容でなく良質の問題と参考書があるかで決まると思う

今,LinuCの202をやっているんだけど,これが大変。勉強時間を増やしてさっさと終わらせたいのだが,テキストを読む気になれない。とにかくこの試験,対策ツールのできが悪すぎる。読んでて興味が持てるとか読んでて頭に入るように作られていない。

LinuCの暗記などネスペと比べるとはるかに簡単な難易ということになっいるが,LinuCのほうがしんどいんですよね・・・

わかりやすい本と頭に刻むための本は別

試験対策をするとき,まずわかりやすい本があればというのが多くの人の考えることである。しかし,自分にとってはわかりやすい本は必要条件で十分条件ではない。わかりやすい本ではなぜか内容が頭に刻めない体なので,わかりやすい本だけで試験対策が完結しない。

世の中にわかりやすい本はそれなりにある。たとえば,情報処理関係だと私はキタミ式を強く推している。しかし,こういう本を読んでも頭には刻み込めいのである。よって,頭に刻むときはそれとセットの演習本がないと困る。

幸い,IPA関係だとIPAのITパスポートとか午前問題はうまくできるので,そんなに演習問題探しに困ったことはないけど。

ネスペの方が楽に勉強できた

ネスペの午後問題は,今にして思うと良かったんだなと思う。

あれを,予備知識が少ない段階から読める状態にしてくれたネスペシリーズはありがたかった。

あの本の良いところはいろいろあるんだけど,一番助かったことは,普通に寝っ転がっても読めるところ。問題に明確なストーリーがあり,それに対して図とかいれながら図などが入った読みやすい解説がついている。だから,疲れてるときでも普通に読めるし,繰り返し読むだけである程度は頭に入ってくる。

そして,こういう教材は勉強時間を自然と増やしてくれる。集中しないとというバリアもなく手がつくので,勉強がゼロになる日がほとんどなくなる。また,一日の中で集中できる時間は限られているので,そこに限らず勉強できるというのもある。

あれを読むための準備は,自分は少しだけ時間をかけた。ネットワーク完全白紙状態だったので。今はその状態でも,同じ著者の薄い知識本があるので,それでもっと効率的に準備できると思う。

良い演習問題が用意されてるケースがレアという常識

LinuCだと某演習本も某サイトも問題の質は良くないと思う。というか,本番の問題の質も微妙でそれを反映しているだけなのかもしれないけど。

なぜか多くの合格体験記では,某演習本も某サイトも良かったって書いてるけどあれなんなんだろう?と思う。それしか選択肢がないから仕方がなく使うレベルの質だと個人的には思う。問題レベルも解説レベルも。

IPA対策の本を複数冊書いてる人のblogで,資格試験予備校から出てる模擬問題は使ってはならないと書いてあって,まあそんなの少し考えたらわかる常識だよねとか思ってたけど,この試験に関してもほぼ同じ原理が成立してるようにしか見えないんですけどね。。。。そこで書いてた理屈(まあ少し考えたら誰でもわかる理屈)もそのまま成立してるような気もするし。

質の良い問題作るのって本当にコストがかかる。大学受験とかメジャー資格試験のようなとこだったら,スケールメリットやそもそも題材的に良い問題が作りやすいということでちゃんとした問題ができてるんだけど,そこから外れたとこだとちゃんとした問題ができるかどうかってけっこう微妙なんですよね。構造的に。

質の良い解説はあるけど質の良い問題は少ない

質の良い教材は世にあふれてるけど,質の良い問題はなかなかないですよ・・・ほんと。

だいたい,わかりやすい教材作る人でも,演習については,手を動かしてみよう,とか,ものすごくギャップのある谷底に突き落とすようなことをやれ,とか,そういうことを言ってるのしか見ないし・・・

体系化されている知識の方が例外なのはわかるけど

愛読してるblogで,学校で教えられている知識は体系化するのに数十年の労力がかかってああなってるのであるのだから,と書いてあったそうだよな,と思い続けてる。需要がなければ,体系化されることってないんですよね。わかってるけど,だったら体系化せずに解けるレベルの問題出してくれ,と言いたい。レベル2の試験ぐらいはそういう試験であってくれ。